背が低いからって・・

お客様とお話していると

「背が低いから丈の長いのは苦手なの」とか

逆に接客などで「袖丈をつめれば大丈夫ですよ」とか言うセリフを耳にすると

そんなに簡単に答えが出るものなのかなとふと考えます。

身長の高い低いなんて

服選びにとってはたいしたファクターではないし

安易に丈詰めするなんてことは、不安の解消になったとしても

全体から見ればかえっておかしな事になる可能性があるので・・・

この三人を見て下さい

左の女性が168センチの人が着ているモノをお直しするとして

丈だけつめると、やはり巾が合ってない分

重くてダラってしてて カワイイともカッコイイとも言い難く・・・ 

「丈をつめれば大丈夫」なんて全然思えない。 


一方、巾をつめた右側の女性は、確かに丈は長いけれども

スッキリ感はある、カッコ良い感じさえします。


実際には、服屋さんとしてはべらぼうにお金のかかる巾つめより

お直し的には簡単で安価な丈つめを勧めるのですが・・・


やはり、全体のバランスを見なければいけません

(オヤジバランス)で書いた通り、 

ほとんどの服は「ふつうは大体このぐらい」みたいな感じで作られていて 

一人ひとりの体型を考えてはくれていません。

だから、当たり前ですが小さな人は《小さな服》を探さなければ・・・ 


それが難しいなら《細い服》を試し、丈をつめるかどうか考えるのも良い

 可愛さや真面目さが売りなら少し短めに丈をつめても良いし

カッコ良さや モード感が欲しければ丈はつめなくても良いかも

小さくて太っているならなおさら、着れればイイみたいな選び方はせず 

なるべく無理のない程度に幅の無い服を選ばなければいけません。

 「丁度良いもの』ってそうそう無いかも知れないけど

背が低いからこそ似合う服もたくさんあるし

小さいからこそのスタイリングもいっぱいあります。


コンプレックスからくる先入観に邪魔されることなく

お店の思惑に左右されることなく

客観的に自身を判断できるようになる為にも

いろんな服にチャレンジして頂きたいのです。


 なんせ着てみないと分かんないモノもいっぱいあるし

着てみるだけで案外 解かっちゃったりするもんだから・・・・

 では、次回。 


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